2008年2月20日水曜日

Good writing is bad writing that was rewritten

Twitter経由で(有名国際会議に通るくらいの)いい論文の書き方についてのページを教えてもらった。

どれもなかなか興味深い。Widomのページはジョークが効いていて、そういう意味でもおもしろかった。

が、一番印象に残ったのは、Raibertのページである。その中でも、次のフレーズがとても印象的だった。
"Good writing is bad writing that was rewritten."
そうなのだ。どんないい論文であっても、最初からいい論文だったわけじゃない。悪い論文をひたすら手直しし続けていい論文になったのだ。なかなか勇気づけられる言葉である。

ただし、このフレーズには2つ条件がついている。"You must want to produce good writing."、つまりいい論文を書こうとし続けること。そして "You must believe you can produce good writing."、つまり自分にはいい論文が書けると信じること。いい論文を書くのはとても難しい。情熱を持って挑み続けることでしか、いい論文は完成しない。

Raibertは論文の書き方について述べているけれど、きっとこの条件はもっと広く当てはまるものだ。

このフレーズに限らず、Raibertの文章は情熱に満ちている。たぶん、経験豊かな研究者であるRaibertが後進に向けて、真摯に想いを書いたのだと思う。この文章自体、さらりと書けるものじゃない。推敲に推敲を重ねて産み出したに違いないフレーズがそこかしこに見られる。この文章そのものが "Good writing is bad writing that was rewritten." の実例だ。